アンデオール新常識の動画

先日、石井久美子さんがアンデオールに関する動画をYouTubeに上げていました。

股関節から回して、膝を捻らないで、足先が真横になるように。。。
って無理なんですよね。

ここで、整形外科的に正常と考えられている関節可動域を見てみましょう。

運動範囲正常可動域
屈曲(脚を前に上げる)132°
伸展(脚を後ろに上げる)15°
外転(脚を横に上げる)47°
内転(脚を内側に入れる)22°
外旋(脚を外に回す)45°
内旋(脚を内に回す)40°

あれ?屈曲や伸展はもっと動かせるぞ。
と思うかもしれませんが、これは関節自体の動きです。これに、腰椎や骨盤の動きが加わると足は天井の方に上がるし、後ろも水平まで上がるんですよね。
外旋内旋に関しては、股関節を構成している大腿骨頭の捻じれ角(前捻角)に関係して外旋内旋の動きやすさに差が出たりします(外旋しやすい人、内旋しやすい人がいます)。
どちらにしても膝が真横を向くことはありません。

ではどうするか?
膝から下の脛骨(スネの骨)を膝下で捻じる。さらに足首を外に捻じる。
そうすることで、左右180度開くことが可能になります。
ただし、石井久美子さんの動画にある様に、ただ捻ろうとすると膝にも足首にも痛みが出るし、将来的にO脚や変形性関節症になってしまう恐れもあります。
何よりも、つま先と膝の向きが合っていない状態で膝が深く曲がると前十字靭帯が切れてしまう恐れもあります。怖いよね。
だから、殿筋、ハムストリングなどのお尻にある筋力をつけて膝が深く曲がらない(前に落ちない)ようする必要がありますよね。
それを知った上で、アンデオール前屈(=ハムストリングのストレッチ)をやっていけば良いかもしれませんね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

症例

前の記事

腓骨神経麻痺