肘の痛みは何の痛み?
「重みのあるものを持つと肘が痛いんですよ。」と言う女性。
特に原因となることに身に覚えなないけど、登山の時にストックを使うのが悪かったのかもしれないとのこと。
もう少し詳しく聞くと
「中指に繋がってるとこあるじゃないですか。
中指を伸ばすときのスジの辺りで、その辺の奥の方が痛いんですよ。」
と仰います。

その訴えをもとに1.5㎏のダンベルを持ってもらうと、確かに長指伸筋(中指を伸ばすスジと言っていた筋肉)の辺りで痛みを感じている様子です。
でも、長指伸筋を押さえても特に痛み(圧痛)はありません。
その前腕部の近位にあたる上腕三頭筋を触れると、特に外側頭と長頭が硬く滑らかさがありません。
その外側頭を押さえると肘の辺りに痛みが響く様子です。
上腕三頭筋長頭の内部には橈骨神経が走行していて、上腕三頭筋長頭と外側頭の滑走が悪くなり、そこを通っている橈骨神経の滑走にも障害が出て、ものを持つなどで筋肉群が働くと橈骨神経が刺激されて、痛みを感じていたのではないかと仮定しました。
神経が走行している関連する筋群の緊張を緩めて、それぞれの組織間の滑りの悪くなった部分を開いて滑らせて、圧痛などが減少したことを確認し、ダンベルを持って痛みが出ないことを確認できました。
おそらくは、神経の滑走が悪くなり痛みが出ていたであろうと高い確率で言えるかと思います。
「肘が痛い」と医療機関を受診すると、レントゲンやMRIなどの画像診断などがあり、「テニス肘」、「ゴルフ肘」なんて診断名と鎮痛剤が処方されるかもしれません。
筋間の滑走が悪くなって神経が刺激されて痛みが出ている場合、再滑走させなければ痛みがなくなることは望みづらいかと思います。
運良く滑りの悪くなった組織間が滑るようになれば痛みも減っていくかもしれませんが、筋膜上のヒアルロン酸や糖鎖などが変質して癒着してしまうと、外から刺激を加えなければ再滑走は望みづらいように感じます。
関節痛や坐骨神経痛なども関連する組織の滑走に障害があって症状として現れる。
そういうことも多く見受けられます。
整体院リフレ宮の森 白幡克治


