乳幼児の向き癖
頭や顔の施術やヘッドマッサージ、フェイシャルマッサージをされている方はご存知だと思いますが、頭皮や顔面の皮ふには動きやすい方向がありますし、頭皮を誘導することで頭の回旋を誘導することが可能です。
右頭頂の皮ふは前から後ろ方向に、左頭頂の皮ふは後ろから前方向に動きやすいという方が多いかもしれません。
これは、なぜなのでしょうか?
確定的なことは言えないのかもしれませんが、出産時に胎児は左回旋で生まれてくることと関係があるのかもしれません。
左回旋で分娩(娩出)されれば、その抵抗を受ける頭皮は右回旋の力を受けます。
この皮膚に残った応力が右向き癖を生む原動力になるかもしれません。
もちろん抵抗が少なく生まれた場合には皮膚への応力も小さくなり、左右差はそれほど無いかと思います。
出生時には、頭蓋骨は重なり合って後頭部が大きく突出しますので真上を向いては寝られません。
その時に右回旋力を受けていれば右を向くと思います。
それが継続し、右向き癖になるのかもしれません。
その場合には、皮膚を操作し特定方向ばかりではないように誘導するのが効果的になります。
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文責:白幡克治 整体師
略歴:1958/07/21生 札幌市出身
2000年 ナショナル整体学院札幌校卒業 同校認定整体カイロプラクティック師。
卒後、同校の直営治療院長、同校講師、総務部長を歴任する。
2003年8月 痛みの解決を目指す整体師として、リフレ宮の森を開院する。
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