胸郭出口症候群

読売新聞(12月28日付)の医療相談に「胸郭出口症候群」に関する記事が載ってました。
読者からの質問に対して、大学病院の準教授が回答する形式です。
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/soudan/20081228-OYT8T00237.htm
よく聞く言葉ですね、「○○症候群」。
医学的にはっきりとした特定の症状や原因が分かっていなくて、
おおむね似たような症状を一括りにした呼び名のようです。
それはさておき、
症状は、最初に手や腕のシビレやダルサ、
さらに進行すると首や肩、肩甲骨辺りのうずくような痛み、
とあります。
対処法(治療法が確立されているわけではありません)は、
体操や姿勢改善努力、ビタミン剤、血流改善薬の服用などで、
改善する場合があります(治るわけではない)。
ということのようです。
さらに改善が見られなければ、
肋骨の一部と筋肉の一部を切除する。
今のところの医学的には、
身体の構造的な異常で血管や神経が圧迫されるから症状が出ている。
だから、切って取っちゃう。
という考え方なんでしょうね。
首や胸、肩から背中の筋肉にトラブルが起き、
筋肉に組織変化が起きてトリガーポイントと呼ばれる状態になった場合にも
まるっきり同じ症状が出ます。
さらに筋肉が硬化してスジっぽく変わっても
血管や神経は圧迫されます。
どちらの場合にも
問題が起きている筋肉を正常化させると
症状は無くなります。
外科的に切って取っちゃうと
正常化も何もあったもんじゃないですよね。
正常化できるはずのものを殺しちゃうんですから…。