イカだったり、タコだったり、フィッシュだったり
「センセ、イカ足って知ってます?
わたし、イカ足ですか?」
「えっ!?イカ足ですか?」
その言葉、随分前に聞いた覚えが…
ずいぶん前に知り合いの男子がフットケアセラピストに
「自分、イカ足なんですわ。クッサクなるんですよね。」
と言ってケアしてもらっていたのを思い出し、
チョイとクッサイ足のことかな?なんて思いました…
が、因みにこの方は全然問題なしです!
==== 閑話休題 ====
実は全然違ってて、
足の人差し指の中足骨
(カカトと指の間をつなぐ、甲の部分にある骨)
=第2中足骨
が通常より長い足のことで
(医学的には、「モートン足」と言います)
5本(指は5本あるので)の中足骨の並びを見ると
第2指が飛び出ていて「イカの形」と呼んだらしいですね。
(画像は、トリガーポイント・マニュアルより)
何が問題かと言うと
バレエでは、ルルベの時に飛び出た中足骨に
集中して荷重が掛かるということになります。
一本の骨に体の重さが集中するのだから
第2指の付け根にタコができるわ痛みは出るわ
足がぶれるから親指側と小指側の付け根にも
タコが出来るわ、足首はぐらつくわ、
ということになったりします。
(画像は、トリガーポイント・マニュアルより)
この足で高さを求めると
小指側に傾けてカマ足状態にするか
親指側に傾けてフィッシュ(フィッシュテール)状態にするしか
方法が無いかもしれません。
安全なのはルルベを高くしない事。
につきるかもしれませんね。
ルルベ以外の問題としては、
足がロールインしやすくなるので
上に連鎖してニーイン、骨盤のブレとズレにつながるので
中殿筋などを原因とする腰痛が治りにくかったり、
足首の捻挫をしやすかったり
捻挫の痛みが長引きやすいかもしれません。
(画像は、トリガーポイント・マニュアルより)
一般の対処法としては
親指側に敷物を入れてサポートすることも可能ですが、
バレエでは難しいかもしれませんね。
(出来ないという訳ではありませんが…^^;)
(画像は、トリガーポイント・マニュアルより)
バレエ イカ足 カマ足 フィッシュ インソール
文責:白幡克治 整体師
略歴:1958/07/21生 札幌市出身
2000年 ナショナル整体学院札幌校卒業 同校認定整体カイロプラクティック師。
卒後、同校の直営治療院長、同校講師、総務部長を歴任する。
2003年8月 痛みの解決を目指す整体師としてリフレ宮の森を開院する。
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