五十肩

「センセ、これって五十肩じゃないですよね?五十肩だったら治るの3年くらいかかったりするって言うじゃないですか。」
「あぁ、五十肩って通称なんで、こうなったら五十肩だって言うもの無いんですよね。痛い方の手が反対の肩に届かないとか、背中に手が回らないとか、頭のてっぺんに届かないとかね。ところで3年かかるって誰が言ったの?」
「いや、実はね、夏頃に整形に言ったんだけど『悪かったら3年くらいかかったりする』って言われたんですよね。で、リハビリ行っても大した事しないし、湿布出されるくらいだしさ。」
「あぁ、それなら3年かかるかもしれないね^^;」
「それでね、五十肩なんでしょうか?」
「まあ状態からいって五十肩ってヤツでしょうね。でもね、3年はかからないですよね。」
「ホント!?すぐ良くなるの?」
「今日すぐって訳にはいかないけど、3年は大げさですね。と言うのはね、痛みを感じてた部分と原因となってた筋肉は離れた場所だったと思うんですよね。で、その内に痛みを感じてた部分の筋肉も痛みを出すようなっちゃって、原因となる筋肉がアチコチに広がっちゃってるんですよね。それで、モグラ叩きみたいに一つずつやっつけていかないといけないんですよ。」
「なんだ、やっぱり時間がかかるんだ。」
「大丈夫。3年はかからないからね^^」
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肩の付け根から上腕にかけて痛みを出す原因となりえる筋肉は、10箇所以上になります。
痛みが出だして早いうちは、その内の数箇所が原因(トリガーポイントの発生)になっていると思われますが
適切な対処が遅れると原因となる筋肉が増えてしまいます。
2次的な原因箇所、3次的な原因箇所・・・
そうなると、モグラ叩きのようにアッチをやっつけ、コッチをやっつけと時間がかかっちゃいますね。
その内に治るだろうと高をくくってちゃいけませんよ。
早い内にやっつけちゃいましょ^^