赤ちゃんの頭の変形

赤ちゃんの頭が歪むのは、向き癖の影響が大きいようです。
向いた側の後頭部が床面に当たるので、そこが平らになりがちです。
頭蓋変形(頭の変形)には大規模な調査も行われていず、頻度や傾向、診断の指標も決まってませんが、概ね生後4か月での歪みが最大となり、その後少しずつ減少するとされています。
寝返りが始まるまでの生後数か月間の歪む率が高いということになるので、まあそれはそうですよね。

予防するには、タミー・ポジションといわれる、うつ伏せの状態になる時間を設けることが推奨されているようです。
頭が圧迫される時間を短くするためのうつ伏せ遊びですね。
慣れないと一人で出来ませんので、お母さんのお腹の上で顔を合わせながら遊ばせるのが良いでしょうか。

変形が少ない場合は、そのような対策で丸みが増えていきそうですが、大きく変形した場合には、その変形が残るころもありそうです。

頭蓋変形
例えば、後頭部と前頭部(おでこ)が左右にずれる場合があり、
頭蓋変形上から見る
顔と後頭部を結ぶ線で観察すると、耳の位置がずれてるように見えます。
蝶形後頭軟骨結合の横ずれ
ところがこれは、耳に位置が前後にずれているのではなくて、頭蓋骨の真ん中にある後頭骨(こうとうこつ)と中心にある蝶形骨(ちょうけいこつ)が左右にずれています。
外側の骨は割と移動しやすいのですが、中心の骨は、外側の骨の誘導と同時に中心の骨の誘導も必要なので、少しずつの施術をある程度の期間を継続する必要があると思われます。
丸い頭を目指す
出来るだけ丸い頭になるように願いながら、頭だけではなくて体の緊張も取りながら施術していきます。

文責:白幡克治 整体師

略歴:1958/07/21生 札幌市出身
2000年 ナショナル整体学院札幌校卒業 同校認定整体カイロプラクティック師。
卒後、同校の直営治療院長、同校講師、総務部長を歴任する。
2003年8月 痛みの解決を目指す整体師として、リフレ宮の森を開院する。
プロフィール詳細≫≫


ご挨拶

次の記事

2023年12月31日にて