歪みは症状の原因か

健康雑誌や女性誌をはじめTVやラジオ、あらゆるメディアに登場する『歪み』。
骨盤の歪み、背骨の歪み、股関節の歪み、足首の歪み、顔の歪み、・・・
『歪み』の箇所に事欠きませんね…^^;
まるで全ての不調や症状の原因が『歪み』だと言わんばかりですよね。
では、『歪み』の原因って何でしょう?
『姿勢』、『動作』などのクセでしょうか?
では、クセがなぜ歪みになるのでしょうか。
その前に、『歪み』とは何を指すのでしょうか。
おそらく、骨格の本来あるべき位置からずれた状態のことではないでしょうか。
全体的な骨の枠組みのことや、あるいは特定の骨の位置に関して言ってるように思います。
では、骨が位置を変える、つまり骨が動くとはどういうことでしょうか。
骨を動かす原動力は筋肉(骨格筋)にあるので、筋肉が関係していそうですよね。
筋肉が縮み、関節が曲がり、両側の骨同士が近づく。
これが、骨が動くと言うことです。
この後、縮んでいた筋肉が伸び、反対側の筋肉が縮むと関節が伸び、骨同士が離れていきます。
(ただ縮んだ筋肉緩んでも関節は伸びません。)
この時、筋肉が伸びきれない、あるいは反対側の筋肉が縮めない状態だとどうでしょう。
関節が伸びきらず、骨が本来の位置へ戻れません。
この、本来の位置へ戻れない状態が『歪み』ではないでしょうか。
同じ姿勢を続けたり、決まった動作の繰り返しで筋肉が疲労し、
本来の働きが出来なくなると(機能異常となると)痛みなどを発生させます。
そのような筋肉は短縮して固まっています。
ということは、『歪み』が症状を出すのではなく、
症状を出すような筋肉の状態になっているから『歪み』にもなっている。
ということでしょうね。

ご挨拶

次の記事

今日は何の日