関節痛は関節の中が痛い!?

某全国紙に医療関係の記事がよく載っておりまして
先日は『膝痛』でした。
関節の中の軟骨ぶつかって
さらに擦り減って痛みが出る…。
なんとなくもっともらしく聞こえますが、
では、なぜ軟骨がぶつかるのでしょうか?
ホントに軟骨がぶつかると痛みが出るのでしょうか?
膝の関節には半月板というクッションが入ってますが、
入ってない関節なんかもあるんですよね。
半月板が無かったら、もろにぶつかっていそうだけど
通常は痛くないですよね。変ですね?
関節の面はガラス軟骨といって、とっても滑らかです。
さらに関節自体が袋状になっていて
中には潤滑液が入っているんですよ。
だから、とっても滑らに滑りあってるんです。
そいして関節の外側を靭帯でシッカリと締め付けているんですよね。
ズレちゃ困りますからね。
では、関節痛ってなんでしょうか?
筋肉が疲労して代謝不良を起こし
トリガーポイントと呼ばれる部分が出来ると
関連した部分に痛みを起こします。
特に、皮膚表面ではなく深いところに痛みを感じます。
関節付近に感じると、これが関節痛と呼ばれます。
関節の中がどうにかなった訳じゃないんですよね。
それで、トリガーポイントを解消させると
その『関節痛』も消える訳です。
では、そのトリガーポイントを放っておくとどうなるでしょう。
トリガーポイントが出来ている筋肉は
緊張が強く長さが縮まっています。
そのまま治療されずに残ってると短縮したまま固まってしまいます。
そうすると関節のズレとか、歪みとか、変形と呼ばれるようになります。
膝関節の曲がった状態などはこれでしょうね。
こうなると、本来ある程度スキマを保っている関節内が
片側だけぶつかるようになります。
それが、最初に出てきた『ぶつかって擦り減る』です。
だから、そうならないように
早い内に筋肉を正常化させることが必要です。
痛みを感じたら、ますは筋肉の異常を考えましょう。

歪み

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