顎関節症?

お付き合いのある整骨院の先生の一人が顎関節痛でお昼ご飯も食べられないと連絡がありました。
痛いのは、側頭部、顎関節付近との事です。
関節周囲や側頭部に圧痛が無いかどうか聞いたところ、特に見当たらないようです。
とっても大変そうなので、診療終了後に来ていただきました。
症状を聞くと、顎を開けようとしても噛んでも痛く、舌の辺りも痛むとの事でした。
まず顎の下(二重顎になる部分)から触診を始めると、小さなシコリ状の部分とブヨブヨした毒素(炎症性物質)のムクミ(浮腫)があり、押さえるとジーンと響くとの事です。
その毒素を圧迫しまわりに散らします。
次に顎関節を開けるときの筋肉、閉じるときの筋肉、さらに側頭部の筋肉(これも閉じるときの筋肉です)にも同様のものがありました。
それら全てを周囲に散らします。
さらに筋肉を包んでいる筋膜を捉えてストレッチします。
少し痛みが残っていますが、ほぼ口を開けきる事が出来そうです。
晩御飯は食べられそうですね。
でも、あまり硬いものは禁止させていただきました。
傷んだ筋肉組織が修復され、完全に痛みが取れるまでに数日くらい掛かるでしょうか。
そうしたら、ガリガリボリボリと硬いものでも大丈夫でしょうね。
この症状も、『頭顔筋セラピー』の対象です。