トリガーポイント療法
先日の『ためしてガッテン』の録画を昨夜見ました。
『トリガーポイント』がようやくメジャーな舞台に上がったか。
なんて印象がありました。
でも、本来のトリガーポイントとは少し違う印象がありました。
筋肉が、疲労や、外からの衝撃、圧迫を続けるような外力などによって傷付き、
筋肉組織が変質(変性)してトリガーポイントが生まれます。
活動性トリガーポイントと呼ばれるものは、
関連する部位に関連痛と呼ばれる痛みやシビレなどの異常感覚を発します。
潜在性トリガーポイントと呼ばれるものは、今のところ症状を出していないものです。
どちらも圧迫などの刺激で『いつもの痛み』を再現します。
番組中では、『神経の過活動』が起きているところをトリガーポイントとしていましたが
少しニュアンスが違いますね。
また、トリガーポイントの大きさが
『パチンコ玉からウズラの卵くらいの大きさ』としていましたが
それはトリガーポイントの大きさではなく、
トリガーポイント周囲に溜まった毒素(炎症性物質)や老廃物(代謝産物)の大きさです。
トリガーポイントを解消するには
圧迫したり、指で筋線維を軽く弾いたり、あるいは鍼で刺したりし、
(鍼は鍼灸師、医師以外には使用できません)
反応を起こさせて鎮静化させます。
さらに、毒素や老廃物を排出し、縮んだ筋線維を伸ばしてあげます。
そうする事で、変質した筋肉組織が修復を始めます。
時間の経過とともに傷付いた筋線維が修復を完了すると
『完治』となります。
番組中では
『トリガーポイント・ブロック』という方法が紹介されていました。
神経の働きを阻害する『ブロック注射』と似た方法に見えましたね。
筋肉組織を直接修復させた方が良い様に思いますけどね。