トレーニングできない筋肉

「アタシね、筋肉は柔らかいって言われるんですよ。
症状の原因が足の弱さかと思って、
筋肉つけようとして筋トレするんだけど
具合悪くなってダメなんですよね。」
足や腰に痛みやしびれがありながら
スポーツが大好きでずっと続けてきた方で、
動くことを重視してメンテナンスを怠ってきた方でもあります。
一般に
普段は柔らかく適度な張りがあり、
力を発揮するとシッカリ固くなる筋肉。
これが良い筋肉と言われるでしょうか。
プニョプニョやガチガチは良くないんですよね。
特に、普段から固いのが良くないと言われることが多いでしょうか。
筋肉や筋膜の異常な状態として
固くて伸び縮みに支障がでると
痛みなどが起きやすかったりもします。
(反対に痛みの元になる異常な状態が
伸び縮みを妨げているともいえますが)
筋肉・筋膜の、固さの程度にもよりますが、
運動もトレーニングも可能で
効果が表れるうちは
多少の痛みを伴っていても健康といえます。
不健康(ほぼ病気)な状態の
ガチガチに固い筋肉であったり
反対に
虚弱なプニョプニョな筋肉では
過度な運動やトレーニングは
(一般的には過度とは呼べない程度でも)
効果が無いばかりか
今の症状が悪化したり
体調全般が悪くなったりすることがあります。
固くて痛みが出やすくても動ける筋肉と
柔らかいのに動くと具合が悪くなる筋肉。
違いを平たく説明すると、
肩こり腰痛があっても何とか元気に仕事している人と
病気がちで無理をするとすぐ寝込んでしまう人
との違いでしょうか。
筋肉・筋膜の構造が正常ではなく
柔軟で張りがある健康な状態を保てなく
虚弱でプニョプニョな状態になってしまった。
必要なのは
パワーアップのトレーニングではなく
養生です。
施術と食事や生活環境などを通じて
虚弱な状態を復活させて
健康な柔らかさと張りを作っていかなければなりません。
それが出来てから
トレーニングとなります。
コア トレーニング 整体