事前資料の解説2

前回に引き続き事前資料の解説をします。
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トリガーポイント
骨格筋にある刺激に過敏な場所に認められる索状硬結中に触知できる過敏な小結節と関連がある。その場所は圧すると痛く、特有な関連痛や関連性の過敏、運動機能障害あるいは自律神経症状が生じる。
 ・その場所を押すと圧痛を生じる
 ・圧痛部分に索状硬結がある(ペン、爪楊枝、糸、触知できない太さなど様々ある)
 ・その場所を押し続けると関連痛などを生じる
 ・罹患筋は出力低下や関節の可動制限を生じさせる
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骨格筋にある刺激に過敏な場所
動作(姿勢も含む)、外部からの刺激(圧刺激、触刺激、温度刺激など)、内部からの刺激(アルコール摂取、体温の変動、感染など)により痛み、しびれ、かゆみ、熱感、冷感、蒼白、立毛などを引き起こす場所
索状硬結中に触知できる過敏な小結節
索状とは、ロープ状、紐状、糸状など繊維状のもののことで、そこに触れることができる極小さな塊のこと。
と定義されているが、大きな筋では触れることができても、小さな筋では索状硬結自体触れることが困難な場合もあります。
圧したり摘まんだ時に、緊張帯として感じたり、ツルツルして指が逃げて捉えきれない部分として感じる場合もあります。
ただし、索状とは言っても、長さは1センチ程度で太さは、大殿筋のような大きな筋でペン程度、その他の小さな筋では爪楊枝程度、胸鎖乳突筋などでは太さとしては触知できないかもしれません。
その場所を押すと圧痛を生じる
非常に過敏になっているので、触れる程度で圧痛を感じる場合もあります。
圧痛部分に索状硬結がある(ペン、爪楊枝、糸、触知できない太さなど様々ある)
上記の通りです。
その場所を押し続けると関連痛などを生じる
それぞれのトリガーポイント特有の関連痛が起きやすいですが、過敏な部分を押し続けても標準的な関連痛どころか、患者の訴える関連痛が再現されるとは限りません。
しかし、再現されるとは限らないが、圧痛のある過敏部分から痛みが放散されれば、再現されたと認識できると思われます。
罹患筋は出力低下や関節の可動制限を生じさせる
トリガーポイントのある筋線維(筋節)は極めて短縮しているため十分な筋出力が得られません。
また、短縮痛により十分に筋を短縮できないことと、短縮部分により正常な筋長が得られずに関節可動域が減少します。
以上。
トリガーポイント 筋膜リリース 整体 セミナー

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