交通事故

「どうされました?」
「車に跳ね飛ばされたんですよね。
で、背中というか、わき腹というか、
そこらへんが痛いんですわ…。」
「あらあら、それは大変なことで…。
病院とか行かれたんですか?」
「行ったには行ったんですが、
実は前にも事故ったことがあって
病院でも整骨院でも大した治療もしなけりゃ治りもしないんですわ。」
「そうですか・・・。」
「確かに保険で支払われるから費用は掛からないんだけど
何度も何度も通わなきゃならないし
結局たいして良くもならないし。」
「ウチは損保とかの扱い無いし
全部自費になるけど良いんですか?」
「それは良いんです。
多少費用はかかっても治りたいんですよ。」
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むち打ち症や頸椎捻挫
あるいは、打撲、挫傷、なんて呼び名になるんでしょうか。
呼び名、傷病名はどうでもいいとして
交通事故後の痛みや
いろんなよく分からない後遺症は
骨以外の筋肉、筋膜などの柔らかい組織が傷ついて起こります。
どんな傷か?
理科や物理などに出てくる
エネルギー保存の法則によれば…
(簡単に書くから嫌がらないでね…^^;)
動いてる重さのあるモノが
(この場合はクルマ)
事故って動きが止まる。
その時に
今まで動いていた運動エネルギーは
何か別のモノ(エネルギー)に変化する
ってことになります。
「ガシャン!」って音だったり
ぶつかった相手のモノが破壊されたり
自分の車が破壊されて吸収されたり
ぶつかった時に熱が発生したり
そんなことが起きて
今まであった運動エネルギーが
何かに変化して消えていきます。
では、
ヒトのカラダでは何が起こるか?
クルマに乗っている場合には
動いていたモノが急に止まる。
クルマの外にいるヒトや
止まってるクルマに乗っているヒトは
止まっていたのが急に動き出す。
または、動いているものがぶつかることになります。
動きが止まることも
止まっているとこにぶつかってくるのも
エネルギー的には同じことになります。
そのぶつかってくるクルマの運動エネルギーが
衝突したときに熱エネルギーとなって
打撲の傷ができたり
関節がひねられて捻挫になったり
筋膜構造に蓄えられている水分が蒸発したり
が起こります。
水分がなくなった筋膜構造が
(全身をネットワークしている膜構造で
筋肉、骨、神経、血管、内臓などを包んでいます)
捻じれたり、擦り切れたり、癒着したりで痛みが出る。
さらに、筋膜の中の水分に含まれている栄養が届かない細胞の新陳代謝が進まず
細胞や組織のダメージや老化が起こります。
それが、痛みやよく分からない症状を訴える
交通事故の後遺症となります。
筋肉、筋膜のダメージ、傷つきが
何を引き起こすのか。
この観点がなければ
何を治療するべきかが見えませんよね。
なので、いくら自分の費用が掛からないからといって
それらしい医療機関に掛かっても治らない。
ってことが起こるんですね。
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交通事故 後遺症 整体