八十肩

「転んだ時に手を付いたから、肩が痛いんでしょうかね。随分前に転んだんだけど、いつまでも治らないもんだねぇ。」
「えぇと、肩の付け根から腕にかけて痛むヤツね。一般に『五十肩』ってヤツですよね。」
「何言ってんの。わたしゃ八十だよ。」
「いや、そもそも五十肩っていうのも年齢に関係無くってね。その位の年齢層に多く見られるから『五十肩』って言ってるだけなんですよね。」
「あらそうかい。で、何で痛むんだい?」
「えぇっとね。肩甲骨のこの辺りの筋肉が原因だったりするんですよね。」
「いや。痛いのは肩のコッチなんだよ。」
「そうそう。痛みを感じてるとこね。ココ押すと痛いでしょ。」
「いや、だから…。あぁ、そこ痛いって。」
「だから、ココが原因なの。それとココも痛いでしょ?」
「あぁ、そんなとこも痛いんだねぇ。コッチじゃないんだねぇ。転んで手を付いたの随分前だけど、いつまでも痛いんだねぇ。」
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病院にかかると、「個人差があるけど治るのに3年くらいかかる場合もある。」なんて言われる事もあるようです。
これは、処置せずに放っておくから『個人差=その人の筋肉の傷害度合い』で期間が変わる、
なんて事が起きるんでしょうね。
しかし、原因となってる筋肉の異常に適切にアプローチすると、そんなにはかからないと思われます。
肩甲骨にある筋肉や、背中の筋肉、上腕にある筋肉などにできたトリガーポイントが痛みを出します。
早い内に適切に対処すると長引く事は少ないでしょう。
でも、直接処置できずに長引かすと、ホントに長期化する場合もあります。
それでも3年はかからないと思いますけどね^^

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