股関節が動かない

「あれ!?股関節の動きが硬いですね。」
「そうなのよ。外に開きずらいし、内や外に回りずらいんですよね。股関節が変になってきたんでしょうか?」
「いや、違うでしょ。モモの筋肉がチャンと動いてないんでしょうね。」
「センセ、そこ押されると痛いわ。」
「うん、これね。内モモの筋肉に出来たトリガーポイントだね。でも普段この辺に痛みとか無いんでしょ。」
「何かの拍子にビリッと来たりはするけど、いつも痛い訳じゃないんですよね。」
「そうでしょ。これは潜在性のトリガーポイントってヤツですね。活発に悪さをすると痛みを出すけど、普段は動きを妨げたりするんですよね。それで股関節がスムーズに動かない。」
「ふうん。放っておいたらどうなるの?」
「関節がスムーズに動けなくて、その内ホントに関節が変性するかもしれませんよね。そうしたらホントに動かなくなっちゃう。」
「エッ!?まだ大丈夫なの?」
「今の内に筋肉の異常をなくしちゃえば関節がおかしくなることは無いでしょうね。」
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先日、新聞の医療コーナーにも股関節の異常が掲載されていましたけど
関節自体がすぐに悪くなる印象でしたね。
でも、通常関節は痛みを出さないし感じないんですよね。
関連する筋肉に異常が起きて
関節付近や関節の深部で痛みが出ているように感じるんですよ。
トリガーポイントによる関連痛、ってヤツです。
それともう一つ。
一般に股関節が痛いって言いますが、
股関節の位置をホントに知ってる方って非常に少ないんですよ。
大概は、モモの付け根(とくに正面や内側)を刺して股関節が痛いって言いますが
股関節の位置はもっと上で、もっと外側にあります。
モモの付け根付近に痛みや違和感、
動きがおかしいと思ったら早めに対処しましょう。
ホントに股関節がおかしくなる前に。

トリガーポイント

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