妊婦さんの腰痛

「先日、家族の勧めで、マタニティー整体ってとこに行ってきたんですが、結局はただのマッサージだけだったので、腰痛が良くならなかったんですよ。」
と、予定日まであと数週間という妊婦さん。
おなかの大きさと重心の変化に伴って、
特定の筋肉への負荷が増えて疲労が溜まり、そして痛みが出る。
そんな印象を受けます。
出産に向けて靭帯を緩ませるホルモンも分泌されるようですし、
最近の風潮では「骨盤が歪みやすいから」なんて言われたりもするようです。
でも、もしそれが本当なら、
昔の生活様式で、
何人も出産されたお母さんのカラダは相当ガタガタだと思うんですけど、
そんなことは無かったようですよね。
閑話休題。。。
歩く機会が減った、
電化製品のおかげでカラダを使わなくなった、
何かと座ってることが多い。。。
今どきのこんな生活が腰痛を起こしやすくさせてるのかもしれませんよね。
今回の方の症例では、
骨盤後方にある筋肉と骨盤の内側にある筋肉の両方に原因がありました。
(後ろ側の筋肉へはマッサージなど、いろんな方法でアプローチできますが、
骨盤の内側=おなか側へは通常直接アプローチできません。)
リフレ宮の森では、ポジショナル・リリース・セラピー(カウンターストレインとも言います)という方法で施術しています。
痛みを起こしている筋肉が緩和できて、感覚的にも楽なポジションを作り
そのまま約2分程度キープさせます。
(その間、施術者が身体を支えていますので患者さんはリラックスしたままです。)
その後ゆっくり体を元に戻すと
縮こまって痛みを出していた筋肉がゆるんで痛みが消えます。
痛み止めが使えない妊婦さんに、
カラダへ負担を掛けずに痛みを取る方法です。