東日本大震災被災者を訪ねて2014年5月(速報)

第15次東日本大震災被災者継続支援活動に参加させて頂きました。
自分自身の参加としては、2012年5月初旬、同年10月初旬、2013年4月下旬に続き4回目です。
5月2日14時閉店させて頂いたのですが、
閉店間際にお問い合わせを頂きお断りした2名の方に
この場を借りてお詫び申し上げます。
今回は、旭川の医師1名、理学療法士2名と同行させていただき
自家用車を持ち込みフェリーで渡航し活動しました。
大まかな行程は以下です。
1日目(5月2日)
・札幌と旭川より移動し、苫小牧から19時のフェリーで仙台へ
2日目
・仙台港10時着岸下船
・三陸自動車道などを利用し陸前高田市の仮設住宅にて活動と周辺を見学
・気仙沼市本吉にて被災直後からの変遷を定点にて見学
・気仙沼市内にて有志と情報交換
・同市内にて宿泊
3日目
・宿泊施設周辺を見学
・陸前高田市 奇跡の一本松を見学
・釜石市内見学
・釜石市の仮設住宅にて活動
・気仙沼市内にてデブリーフィング後、1名別行動
・気仙沼市三陸リアスアーク美術館を見学
・南三陸町防災庁舎跡を見学
・大川小学校を見学
・仙台港へ移動し19時40分発フェリーに乗船
4日目
・苫小牧港11時着下船し札幌または旭川へ移動し帰宅
お会いした方々22名、走行距離540キロでした。
お会いした被災者の方々においては
震災で被災した真っただ中にいる被災者という立場から、
「震災のために生活環境などが大きく変えられてしまったし、
今なおその変化の真っただ中に居るしかないが、
震災は過去の一つの大きな出来事だった。」
と考えられるようになり、
日々の、日常の、今ある平常の生活を営む
という状況になったように感じました。
気になる点では、
筋力が低下(日々の活動量の低下か?)していたり
身体のあちこちに痛みが出ている(痛みに向き合えるようになったか?)
ということです。
また被災地という見方では、
津波で何も無くなったり地盤沈下した平地に
周囲の山から土を入れ土盛りをし
傷跡を覆い隠しているようなところが見られたり
山の斜面を切り開いて住宅地とするように造成しているところ
修復済みの家屋や新築の家屋の床よりも高い土盛り計画の表示、
未だに手つかずの震災遺構があったり、
このまま段々と荒廃していくのではと思われる当時のままの震災遺構などが見られます。
チームとして15回目の被災者支援活動も今回をもってひと段落となります。
まずは、今回の活動の速報まで。
ありがとうございました。