“歪み”の考え方

歪み
身体の歪み
骨盤の歪み
背骨の歪み
首の歪み
頭蓋骨の歪み
筋肉の歪み
経絡の歪み
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様々な歪みに関して
色々なメディアが
色々な整体師が
色々な医療関係者が
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果ては、○○評論家(笑)まで
千差万別の理論や考え、果ては“思い”で語っています。
歪みって何でしょう?
原因でしょうか?
それとも
結果でしょうか?
ある日突然、
何もないところから歪みが発生するのでしょうか?
そして、その歪みを原因として症状が現れるのでしょうか?
それとも
身体の中でアンバランスなことが起こって、
その結果として歪みが出来た。
何かの原因があって、
そのために歪みが起こった。
こういう風に考えるべきではないかと思うんですが、
いかがでしょうか?
では、歪みの正体は何でしょうか?
人体の構造では
一番外側の、身体の表面を皮膚が覆っています。
その下(内側)に脂肪の層があり
その下に、全身を覆う筋膜という膜構造があります。
全身をつなぐネットワークです。
その全身を形作って、覆っている膜構造の区画の中で
筋肉や骨、内臓などが体液の中で浮かんでいます。
筋膜構造と筋肉をまとめて
筋・筋膜構造と呼んだり
筋・筋膜と骨を合わせて、筋骨格系と呼んだりしています。
身体への過負荷、
筋・筋膜系への過負荷であったり筋骨格系への過負荷、
例えば、
姿勢や動作の癖
通学、通勤の荷物の重さや量
スポーツ、武道、器楽演奏、長時間の勉強
デスクワーク、マウス操作、製造ラインの仕事・・・など繰り返される動作
いつも歩く道路の傾斜
精神的な抑圧や緊張からおこる全身の過緊張
などなど
これらのような、度重なる過負荷、過緊張が
筋・筋膜系を縮んだまま伸びれなくします。
この正常な働きが出来なくなった状態を、
筋肉の“疲労”と言います。
伸びなくなった、疲労した筋・筋膜が、骨を引っ張り
身体の一部が曲がったり、全身の不均衡を起こします。
この不均衡が“歪み”だと捉えています。
また、歪みが起こるほどの筋・筋膜系の疲労は
身体の恒常性(身体を一定に保とうする働き)にも影響し、
よく分からない不定愁訴の原因にもなりえます。
歪みの解消とは、
筋・筋膜系、あるいは筋骨格系の疲労を解消し
本来の柔軟な、健康な、筋・筋膜系の状態を回復させること。
いかがでしょうか?

症例

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