筋肉ちゃんをいたわること

「押されるとビックリするくらい痛いとこあったでしょ?」
「はい…、スッゴク痛かったです…。」
「そこが、アナタの筋肉ちゃんの中で疲れ切って動けないポイントなんだよ。」
「はい…。」
「そういう疲れ切って動けないところが筋肉ちゃんに出来ちゃうと、
縮むことも伸びることも出来なくなっちゃうんだ。
分かる?」
「何となく…。」
「うん、何となくでいいよ^^。
筋肉ちゃんはね、
伸びたり縮んだりすることで関節を動かしているんだ。
だからね、うまく伸び縮みが出来なくなっちゃうと
『関節が固い』って感じられちゃうんだ。」
「はい…。」
「そこで、疲れ切って動けなくなった筋肉ちゃんが
元通りに動けるようにしてあげたわけなんだ。
足首、膝、股関節の動きはどう?
1番からルルベ、デミポワントにしてごらん?立てる?
5番はどう?」
「はい。楽に立てます。」
「普段、お教室でレッスンが終わったらストレッチとかする?
動いて使った分だけストレッチしたり、
それでも筋肉ちゃんが張ってるような感じ、
カラダが固いような感じなら
マッサージしてあげたりちゃんといたわってあげないと
筋肉ちゃんは疲れ切って動けなくなっちゃうんだ。
いたわってあげないってことは
『そんなことで私は許さない!働きなさい!』
ってやってる事になるんだよ。
そんなことしたら筋肉ちゃんが可哀想だと思わない?」
「はい…。」
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確かに、関節自体の骨の構造で伸びやすい曲がりやすいもありますが、
それは生まれつきの事で、後からどうにかなるものではありません。
関節周囲の筋肉、腱、靭帯などの影響で伸びにくい曲がりにくい、
これは普段のメンテナンスやトレーニングで変えていけます。
メンテナンス不足で本来の動きが出来ない。
トレーニング不足で必要な動きが出来ない。
どちらも起こりますが、メンテナンス不足は忘れられがちな感じがします。
ストレッチしてもスムーズに伸びない
動きに滑らかさが無い
美しい姿勢や動きを保てない
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メンテナンス不足かもしれませんね。
フクラハギの筋肉が縮まって
同時にスネの前や外側の筋肉が伸びることで
足首が十分に伸びて甲が出るってことになるので
足を持ってグイグイやっても甲が出るようにはなりません。
モモの前側になる大腿四頭筋が縮まって
後ろ側のハムストリングがバランスよく伸びることで
膝が伸びきります。
膝小僧をグイグイ押し付けても伸びるようにはなりません。
骨盤のプレースメントや背骨を長くする。
筋肉がうまく動けないと
思い通りにカラダが動いてくれません。
普段からしっかりメンテナンスをして
それでもスムーズに動けないようなら
整体やマッサージなどメンテナンスを受ける必要があるかもしれませんね。
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バレエ 整体