脳がヘン

「センセ、私ね脳がヘンになったみたいなんですよ。」
「どういうこと?」
「部署が変わって、すごく忙しくなったのね。
で、体が辛くってアチコチ痛かったのね。
でも忙しくってどこに掛かれない内に
『もうダメ』って感じで倒れちゃったんですよね。
それで体調も悪いし気持ちもおかしいし、
メンタル系の問題かなと思ってお医者さんに掛かったら
『うつ病になりかけてる』とかって言われて少し会社休んでたんですよ。
しばらく休んで復帰したんだけど
どうも集中できないしカラダはだるいし頭も痛くなるんですよね。
それでどうしたら良いか分からないし、
とりあえずセンセのとこ来てみたんですよ。」
「じゃあ今も病院に掛かってて、投薬とか受けてるの?」
「ええ、まだもう少し様子をみるって言って、薬も飲んでるんですよね。」
「今の状態はね、カラダ、つまり筋肉が疲れきっちゃって
しまいにエネルギー状態も下がってしまって、硬くなってしまってるのね。
平たく言うと筋肉の老化ですね。
働き疲れたおじいちゃん、おばあちゃんの筋肉になってるんですよね。」
「センセ、それって何?病気?」
「うん、正常な健康な筋肉を保ててないって意味では病気なんでしょうね。
線維筋痛症とか慢性疲労症候群とかって言われる状態かもしれませんね。」
「それって脳がおかしいの?」
「いやいや、脳は全然関係ないし健康でしょ。
問題があるとすれば、今飲んでる薬かもね。
仕事なんてある程度気持ちを駆り立てなきゃ出来ないでしょ。
それを安定剤か何かで気持ちを落ち着かせちゃうんだから、
やる気が出なくて当然じゃないのかな?」
「じゃあ、今の状態って治るんですか?」
「ええ、筋肉に疲労がたまらないように施術して
少しずつ筋肉が生まれ変わって
健康な若さのある筋肉に戻っていくようにするんですよ。」
「どうすればいいの?」
「日々自分でマッサージしたりストレッチしたり
自分だけじゃ取りきれない疲労を
施術を受けて解消したりを繰り返すんですよ。
それを数ヶ月とか半年とか1年とか数年とか
少しずつ健康な状態を取り戻していくんですよ。
今の状態はかなりエネルギー状態が低く感じるから
じっくり掛からなきゃならないかもしれませんよ。」
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疲労をバカにしてはいけない。
積もりに積もった筋肉の疲労が
筋肉の代謝不良となって老化する。
柔軟性がなく、エネルギー状態も低く
痛みもでれば、よく分からない症状も出る。
身体を一定に保つ『恒常性』が損なわれ
不定愁訴などと呼ばれるヘンな症状が出る。
医者にも理解をされず精神的に不安定になることもあるけれど
脳の病気じゃないですからね。
筋肉を治して筋肉の若返りを目指し
症状からの開放を目指しましょう。