腰椎分離すべり症

「じゃ、こちらで横になりましょうか。」
「うつ伏せかい?」
「腰が伸びないんだから、うつ伏せは辛いんじゃないの?」
「だって、ワタシは腰椎分離すべり症なんだよ。腰が悪いんだからうつ伏せなんじゃないの?どこ行ってもうつ伏せだったし。」
「いやいや、楽な態勢でやりたいんですよね。仰向けになりましょうか。」
「えっ?仰向けでどうするんだい。」
という訳でお腹から触れていきます。
「痛いのココだね。」
「そんなに押したら痛いだろうさ。それ何だい?内蔵かい?」
「いやいや、それほど強く押してる訳じゃないんですよ。これは腰の関係ですよ。痛み出してる元だから、取りますね。」
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「痛くなくなったかな?」
「その位の押し方なら痛くないわ。」
「これね、さっきより強く押してるんですよ。んじゃあ、今度は横向きでいきましょう。どっち向きでも良いですからね。」
とは言っても、必ずやるべきところを差し出すように横向きになってくれるから不思議ですよね。
「ところで、腰椎分離すべり症って治るのかい?」
「いや、それは構造的なモノだから治りませんね。でも、痛みは取れると思いますよ。」
「えっ?何?」
「いや、分離すべり症だからって必ず痛いのかっていうと、そうでもなかったりするんですよ。患部に無理掛けたりすると痛むだろうけど、そこに関係する筋肉が痛みを出してることの方が多いから、痛みが出なくなることはあったりしますよ。」
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「はい、いいですよ。では、立ってみましょうか。」
ってことで、こんなに腰が伸びたのは何年ぶりだろうとビックリされてました。
たとえ腰椎分離すべり症だろうと、痛みを出しているのが「骨」とは限りません。
まわりの「肉」の部分が痛みを出している場合が圧倒的に多いように思います。
腰椎分離すべり症 整体

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