自然治癒治癒力を取り戻す その1

関節の痛みや不具合、胃腸の痛みや不具合、肩コリや頭痛、腰痛、
便秘や下痢、不整脈、めまい、耳鳴り、神経痛、、、
筋肉・筋膜構造の不具合が原因で
様々な症状を引き起こすことが分かっています。
多くは、身体のどこかの痛みとしてあらわれ、筋・筋膜痛と呼ばれ、
痛み以外のよく分からない症状などは
時として、原因不明の○○症候群と呼ばれる場合もあります。
筋膜構造の中を循環している体液が脱水し、
筋膜構造がすり切れる。癒着する。線維化する。
あるいは、循環不良から熱がこもって、筋・筋膜構造が浮腫む。
それらが起こった場所に応じて
関節や、身体のどこかが痛む、
胃腸や内臓の痛みや不具合、
眩暈や耳鳴り、ドライアイやドライマウス、
異常な汗や冷感などの自律神経失調症状、など
原因のよく分からい症状としてあらわれたりします。
では、どうすればいいのでしょうか?
脱水を起こしている筋膜構造に体液循環を復活させる。
これを目的に治療をします。
急性の症状、初期の症状には、
筋・筋膜構造の緊張を取る。
つまり、緊張により狭くなった組織を緩め
循環が回復するようにする。
実際には、
緊張部分に深くタッチすることで神経的な興奮を鎮め緊張を緩める
トリガーポイント療法や各種マッサージなどの手技。
さらには
ポジショナル・リリース・セラピー(ストレイン・カウンターストレイン)や、
靭帯性関節ストレインなどのオステオパシーの手技のように
緊張部分が弛むようなポジション(弛緩ポジション)をつくって
体液循環が復活するのを待ちます。
緊張が高まって内圧の高い組織を
弛緩するポジションにすることで内圧を下げ
陰圧になった組織に体液循環が呼びこまれます。
その時、心拍に近い振動を感じ取れます。
体液循環が回復すると
緊張が高まって傷ついた組織の修復が行われ
数日程度で(回復した自然治癒力により)治ります。
慢性的な症状は、次回になります。