間質という器官が新発見

「ヒトの器官で最大の器官が新たに発見される」
と題されたニューズウィーク日本版の記事です。
全文はこちらから ≫≫ヒトの器官で最大の器官が新たに発見される(ニューズウィーク日本版)
====ここから引用====
「米ニューヨーク大学医学部を中心とする研究プロジェクトは、2018年3月27日、科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」で研究論文を発表。
「皮膚の下にあり、消化管や肺、泌尿器系に沿ったり、動脈や静脈、筋膜を囲んだりしている層は、従来、結合組織と考えられていたが、実は、体液を満たし、相互に連結し合う区画が、全身にネットワーク化されたものであることがわかった」とし、「これを間質という新たな器官として定義すべき」と世界で初めて提唱した。
体重のおよそ20%に相当する体液で満たされた間質は、強度の高いコラーゲンと柔軟性のあるエラスチンという2種類のタンパク質による網目構造で支えられており、臓器や筋肉、血管が日常的に機能するように組織を守る”衝撃緩衝材”のような役割を担っている。
また、注目すべき点として、体液の移動通路としての働きがある。この体液がリンパ系に流れ込むことで、いわば、免疫機能を支えるリンパの元となっているのだ。」
====引用ここまで====
日々行っている手技療法が対象としているモノは、
まさしくコレだと思います。
体液の移動通路であり
免疫機能の元であり
自然治癒力の元ともいえると思います。
その通路が狭くなり
周辺の組織との潤滑が減少すると
筋・筋膜・骨格系に機能異常がおこり
痛みなどの不具合が発生するように思います。
また、ココの体液循環が途絶え
自然治癒力が破綻すると
慢性痛になるのではないでしょうか。
慢性痛 線維筋痛症 筋筋膜痛 MPS

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