養生VS鍛える

「センセ、筋肉が原因で痛むって、弱ってるって事なんですか?」
非常に多く聞かれる質問です。
『弱ってる』って事に関しては、筋肉の一部が傷んでいるので筋力は弱ってます。
キズ付いているんだから、当然充分な力は発揮できませんよね。
さらに、『傷んでいる』んですから修復させなきゃいけないんですよ。
筋肉の養生が必要なんですよね。
例えば、病気療養中の人に
「なに休んでるんだ!鍛え方が足りない!」
とは本来やっちゃいけませんよね。
養生させて、病気を治さなきゃいけない。
日本人特有かもしれませんけど
気合が足りない
根性が足りない
やる気が足りない
我慢が足りない
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休養すること、休むこと、療養すること、これらがまるで悪い事の様に考えられてます。
『痛みが出ている』ということは、
どこかに問題が発生しているから『痛い』が出ているんですよ。
『痛みの元があるからなんとかしなさい。』というカラダの声なんですよね。
だからキズ付いた筋肉を修復させる事が必要です。
キズ口を突っついて突っついて、早く治れって言っても無理ですよね。
養生してキズを修復させるしかないんですよ。
腰痛で病院に行って『腰痛体操』を指導されても
その通りやっちゃいけません。
まず、傷んでいるところを修復させて
それから体操で予防しなきゃいけません。
運動不足、筋力不足、硬いカラダ、気合不足、気力不足・・・
そんなことを考えて、いきなりトレーニングしてはいけません。
貴方の筋肉は充分に疲労を重ね、傷んでいるのですからね。
まずは、養生しなければいけません。
そのあとキズ付いた筋肉が修復され
痛みが出なくなってから運動をして
筋力・体力を増進させましょう。
もう一度言います。
病気療養中の人を叩き起こすような事をしないで下さい。
まずは、養生が必要です。

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