首の付け根から肩先にかけてシビレがある

主訴が1時間おきに起こる肩部のシビレ感です。
その他に慢性的な肩こり、腰痛とのことでした。
最初の施術で全身を触診していくと殿部、背部、首から肩、腹部など広範囲にトリガーポイントがあります。
一つずつやっつけていくと上半身が汗ばんできています。
施術後、
「センセ、この汗が出てきたのは良くなってきたからですか?」
「いえ、良くなってきたからじゃなくって、トリガーポイントを刺激した時の反応でしょうね。
「夜眠れてますか?夜中に目が覚めて1時間2時間眠れ無い事はありませんか?暑くて目が覚めませんか?」
などと聞きますと
「前部当てはまります。」
との事でした。
夜中にトリガーポイントが活発に活動し眠りを妨げていたんでしょうね。
肩部のシビレ感は僧帽筋のトリガーポイントだと思い施術しましたが、
予定通り数日後にいらした時、
他の部位は症状が落ち着いているようですが
シビレ感はまだ症状が出ているようです。
再度確認のため
「どの辺に感じますか?」
と聞くと、肩先(上腕)の方から首の付け根までを指し示していました。
「腕の方にも感じますか?」
「いえ。腕はなんとも無いですね。」
腕に症状を感じてないようですが
後ろ側の筋肉(上腕三頭筋)が怪しく思い
施術するとやはりトリガーポイントが存在していました。
これで症状は落ち着くでしょう。
疲労し緊張が高まった筋肉が損傷しトリガーポイントが生まれます。
トリガーポイントが活性化し悪さをすると
関連した部位に異常感覚を出します。
痛み、シビレ、熱感、冷感、ムズムズ、スースー・・・
様々な不快な感覚です。
筋肉が疲労しすぎないこと
疲労したら早く解消させること
セルフマッサージやストレッチは有効な手段です。
手に負えなくなったら
早めの施術が必要です。
慢性症状になってしまわないように・・・