MRIでは分からない

「あんまり痛みが続くからMRI撮ってもらったんですよね。そうしたら、筋肉が骨にくっ付いてるといころに白い影があって、そこで炎症が起きてるので痛みが続いてるんだろうって言われたんですよ。」
「あぁそうですか。この部分のことですね。ここ押してみますよ。痛みありますか?」
「いや、押されても痛くないんですよね。」
「そうですか。じゃあ、ここはどうですか?」
「いや、別に何ともないですね。その辺押されても痛くないんですよね。」
「炎症が起きてるんだったら、押されたりしたら痛むと思うんですけどね。」
「ええ、そうですよね。」
「たまたま画像では何かが写っただけで、実はその部分に炎症は無いんじゃないでしょうかね?」
「でもMRIに写ってたんですよね。。。」
「痛みの原因になりそうなところ他にもあるので、そっちも診ていきますね。ここはどうですか?」
「あれ!?そこ痛いですね。あぁ、そんな感じですわ。」
「あぁ、やっぱりね。MRIの所見とは別のところですね。ここが原因個所で、そっちに痛みを出してたんですね。」
「そうなんですねぇ、やっぱり触らなければ分からないんですねぇ。」
筋肉の異常は触らなければ分からないし、触って初めて分かるものです。
そもそも画像には映りませんしね。

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