イカだったり、タコだったり、フィッシュだったり

「センセ、イカ足って知ってます?
わたし、イカ足ですか?」
「えっ!?イカ足ですか?」
その言葉、随分前に聞いた覚えが…
ずいぶん前に知り合いの男子がフットケアセラピストに
「自分、イカ足なんですわ。クッサクなるんですよね。」
と言ってケアしてもらっていたのを思い出し、
チョイとクッサイ足のことかな?なんて思いました…
が、因みにこの方は全然問題なしです!
==== 閑話休題 ====
実は全然違ってて、
足の人差し指の中足骨
(カカトと指の間をつなぐ、甲の部分にある骨)
=第2中足骨
が通常より長い足のことで
(医学的には、「モートン足」と言います)
5本(指は5本あるので)の中足骨の並びを見ると
第2指が飛び出ていて「イカの形」と呼んだらしいですね。
IMG_20170621_142511.jpg
(画像は、トリガーポイント・マニュアルより)
何が問題かと言うと
バレエでは、ルルベの時に飛び出た中足骨に
集中して荷重が掛かるということになります。
一本の骨に体の重さが集中するのだから
第2指の付け根にタコができるわ痛みは出るわ
足がぶれるから親指側と小指側の付け根にも
タコが出来るわ、足首はぐらつくわ、
ということになったりします。
IMG_20170621_142519.jpg
(画像は、トリガーポイント・マニュアルより)
この足で高さを求めると
小指側に傾けてカマ足状態にするか
親指側に傾けてフィッシュ(フィッシュテール)状態にするしか
方法が無いかもしれません。
安全なのはルルベを高くしない事。
につきるかもしれませんね。
ルルベ以外の問題としては、
足がロールインしやすくなるので
上に連鎖してニーイン、骨盤のブレとズレにつながるので
中殿筋などを原因とする腰痛が治りにくかったり、
足首の捻挫をしやすかったり
捻挫の痛みが長引きやすいかもしれません。
IMG_20170621_142552.jpg
(画像は、トリガーポイント・マニュアルより)
一般の対処法としては
親指側に敷物を入れてサポートすることも可能ですが、
バレエでは難しいかもしれませんね。
(出来ないという訳ではありませんが…^^;)
IMG_20170621_142541.jpg
(画像は、トリガーポイント・マニュアルより)
バレエ イカ足 カマ足 フィッシュ インソール


文責:白幡克治 整体師

略歴:1958/07/21生 札幌市出身
2000年 ナショナル整体学院札幌校卒業 同校認定整体カイロプラクティック師。
卒後、同校の直営治療院長、同校講師、総務部長を歴任する。
2003年8月 痛みの解決を目指す整体師としてリフレ宮の森を開院する。
プロフィール≫≫

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です