冬は蔵する

今年は秋が足早に通り過ぎ一気に冬になってしまいました。季節のうつろいが早すぎるとアチコチ痛くなりやすい方には辛すぎますね。
ところで、東洋医学では「冬は蔵する」と言われ、万物が静かに沈み消極的になる。全てが収納貯蔵され、決して発散してはいけないとされています。
この時期は早く寝てゆっくり起きる。さらに活動的なことは避け運動で汗をかくなどはもっての外とされています。
カラダの中にある活動的な陽気が深く貯蔵されているこの時期に発汗したり、X’masパーティーや忘新年会などで酒を飲んで一時的に陽気を発動し、その反動で冷えたりしては体調を崩すもとになりかねません。
とは言っても、季節感の無い飲食物が当たり前に店頭には並んでいるし、ウインタースポーツなどで活動的になるのも当たり前の時代ですから、ジッと静かに過ごす冬は難しいかもしれませんよね。
また、冷える季節なので不調を訴える方が増えそうですが、陽気が沈みこむからなのか症状も沈み込んで感じにくくなることあるようです。
症状を感じにくくても決して改善された訳ではないし、施術を受けて初めて自分の状態に気が付きビックリされる方も多くいらっしゃいます。
いつも感じる腰痛や肩こりのほか、胃腸など内臓の不調として症状があらわれることもありますので、疲労感や少しの違和感でも放っておくべきではないと思います。
暖かい季節を迎えた時に快調で過ごすためにも、何かと気ぜわしい今の内から自分のカラダに目を向けましょう。

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筋膜・筋肉の機能異常、自律神経の機能異常が心身の痛みとなります。
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