姿勢のこと

FaceBookに「統合医療実践グループ(パーフェクト睡眠)」というグループ(相互のボランティア活動で成り立っています)があり、毎週木曜日に参加者同士でプレゼンを行いながら様々な分野の情報交換であったり、新たな気付きや刺激を得られたりと勉強させて頂いています。
先日は、「姿勢」をテーマに医師でありロルファーでありタロット占い師であるという方のプレゼンでした。
体中にある固有受容器からの信号(無意識下)により脳内で作られる自分(の姿勢)
をボディスキーマ(身体図式)と呼び、
視覚情報を優位に受け取り記憶の中で作られた自分(の姿かたち)
をボディイメージと呼びます。
無意識で立つ座る動作をするなどに現れるのはボディスキーマで、
鏡などを見ながら意識して作る姿勢動作がボディイメージということでしょうか。
数年前から日本直立歯科医学研究会に所属して歯と姿勢の関係などを学ばせてもらってます。
その治療法の中に、リシェイピングというミクロン単位で表面をなぞり歯の当たり具合を調整する治療法があるのですが、直後に瞬時に姿勢に影響を与えることがわかっています。
また、イノチグラスという視覚情報を調整するメガネをかけることでも瞬時に姿勢に影響を与えます。
なぜ、瞬時に変化するのかを考えてみました。
固有受容感覚
今ある姿勢による身体各部の関節角度、位置、筋の状態などが固有受容器からの信号として脊髄を通じて脳に伝達し、脳内でボディスキーマが出来上がります。
その上で、視覚情報、歯の当たり具合による頭の傾き、前庭器官からの頭の傾きなどが感覚器から脳神経を通じた信号と、外部刺激による情動(怒り、悲しみ、喜びなど)と情動を引き起こす嗅覚刺激が大脳辺縁系からの信号が、出来上がったボディスキーマに修飾を加えて末梢に信号が行き、新たな姿勢を形作る。
ということが起きてるのかもしれません。
まあ、仮説ですが。
そう考えると、目や歯などからの情報と、元々のボディスキーマがうまく統合されないと姿勢を乱し、目や歯からの情報がうまく統合されると安定して無理のない姿勢が作られる。
なので、イノチグラスやリシェイピングなどで不具合を調整すると瞬時に本来のボディスキーマによる姿勢に変化するではないだろうか。
<以下参照ページ>
日本直立歯科医学研究会@東京大会

イノチグラス

文責:白幡克治 整体師

略歴:1958/07/21生 札幌市出身
2000年 ナショナル整体学院札幌校卒業 同校認定整体カイロプラクティック師。
卒後、同校の直営治療院長、同校講師、総務部長を歴任する。
2003年8月 痛みの解決を目指す整体師としてリフレ宮の森を開院する。

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