診断名と痛み

関節周囲や筋肉、腱、骨膜などにある固有受容器と呼ばれるセンサーから脳に信号が入力されて、無意識下の身体図式(ボディスキーマ)が出来上がり、無意識のうちに姿勢が作られます。
一方、鏡を見るなどして視覚情報から得られた記憶をもとにした姿かたちはボディイメージと呼ばれます。
一般に、姿勢の傾き、重心の片寄り、体のねじれや歪みと呼ばれるものは、概ねボディスキーマによるものとされているでしょうか。
ところが、目からの視覚情報、上下の歯の当たり具合(噛み合わせと呼ばれたりもします)、前庭感覚、気分などの情動に変化があると、てきめん姿勢が乱されることが起こります。
元々の固有受容器からの信号は変わっていないにもかかわらず(おそらく変化は無いと思います)、姿勢が変化するということはボディスキーマによる姿勢を作る末梢への信号が、目や歯などの感覚器(歯は平衡感覚器でもあります)からの情報により修飾されたと考えられるかもしれません。
なぜなら、カラーレンズを使った視覚情報の調整や歯の調整により、瞬時に姿勢が正されることが起こるからです。
少し調べてみる必要はありますが、こういう考え方(仮説)は無いかもしれませんね。
固有受容感覚
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腰の痛みや脚のシビレなどがあると整形外科などの医療機関を受診することが多いかと思います。
受付で問診票を記入し、それを医師が目を通して検査に回ることになるでしょう。
多くの場合、レントゲンで撮影し、その画像を見ることで異常がみられるのか、又はさらなる検査が必要なのかが判断され、場合によっては診断名が付くことになるでしょうか。
骨の形状や位置関係を見て異常が有りそうなときにCTやMRIによる検査となり、椎間板ヘルニア(椎間板が飛び出す病気)や脊柱管狭窄症(背骨の中の脊髄神経の通り道が狭くなる病気)などが疑われることもあるでしょう。
腰から殿部、脚へと広がる不快な痛みや、大きな神経である坐骨神経に沿った痛みやシビレに対し、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症による坐骨神経痛であるとされたりするでしょうか。
過去に、大規模な医学的調査として症状の有無や年齢に関係なく画像を撮ったところ、年齢とともにヘルニアや狭窄が多く観察され、症状の有無やその度合いと画像でみられる状態(診断)が必ずしも一致しないという結果が出たそうです。
当院に来院された方でも、診断名は診断名として関連部位を触察すると、筋膜の滑走に問題があったり、滑りの悪い筋膜間に神経が巻き込まれていたり、筋肉の微細な損傷による痛みやシビレがみられたりします。
その場合には、整形外科的な治療を行わなくても痛みやシビレなどの症状を解決することが可能になります。
つまり、画像などによる診断名と実際に起こっている症状が、必ずしも一致しないということになります。この事は少数の例ではなく、案外多いように感じています。
脳と脊髄
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文責:白幡克治 整体師

略歴:1958/07/21生 札幌市出身
2000年 ナショナル整体学院札幌校卒業 同校認定整体カイロプラクティック師。
卒後、同校の直営治療院長、同校講師、総務部長を歴任する。
2003年8月 痛みの解決を目指す整体師としてリフレ宮の森を開院する。
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