狭窄症かもしれないんだけど

「いつもの腰痛と坐骨神経痛を、こないだ整形に行ったついでに聞いてみたんだわ。」
と人生の先輩が…
「そしたら、『狭窄症かもしれないから』ってレントゲン何枚も取ったんだけどよく分からなくて、結局はMRIを撮りましょうとかいうんだよね。狭窄症って、マッサージとか、こういう施術で良くなるのかい?」
「いえいえ。狭窄症ってのは、背骨の真ん中の脊髄の通り道が狭くなる病気だから、施術では治りませんよ。」
「あぁ、そうなんだ。じゃあ、治療って何するんだい?」
「狭窄症ってのは、骨に余計なものがくっ付いて脊髄の通り道を狭くしてるから、治療は手術で削って広げるんですよ。」
「なんだよ。手術かよ。」
「そうなんですよね。でもですねぇ、手術して殿部から脚のジンジンビリビリが治るとは限らないんですよね。」
「どういうことだい?」
「必ずしも狭窄症と、ジンジンビリビリがイコールじゃないって事なんですわ。手術で良くなるかもしれないし、大して変わらないかもしれないってことなんですよ。」
「手術はイヤだし、じゃあ、どうすりゃいいんだい?」
「施術すればしばらくは良いんですよね。だったら、筋肉やら筋膜やらの肉の部分がもう少し柔らかくなるように施術を繰り返して、さらに運動して筋肉を少しつけていく必要があると思いますよ。生活習慣も替える必要があるので、テレビの前にドッカリ座っているというのも変えなきゃいけないですしね。」
「結構手間だなぁ。」
「はい、結構手間です。でもカラダの状態を変えていかないと、症状は変わりませんよ。今までと同じにしてたら、同じでしかありませんから。」
年齢とともに余計なモノがアチコチにへばりついて、柔軟だった組織が硬くなって、滑らかだった組織がくっ付いて動かなくなり、シビレやら痛みやらが出たりします。
治すには、くっ付いたところを流動化させ、本人の代謝で組織を再構築し、必要なだけ筋力をつけて、運動により組織の動きやすさを取り戻し、姿勢や動作をカラダに再教育して不要な負荷が掛からないようにしていけばOKとなります。
結構長い道のりですね。
脊柱管狭窄症 ヘルニア しびれ

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