腕の筋膜と母乳の関係

「おっぱいマッサージに通ってるんですけど、『底の方の筋膜が硬いんだよねー。これは私には出来ないわー。』って助産師さんが言うんですけど、センセなんとかなりますか?」
ふーむむむ。。。
っと考えること、ほぼ一瞬。
まずは、お母さんの行動を想像する。
赤ちゃんを抱っこする場面が多々あると予想され、
授乳中は確実に抱っこしている、
または体を支えている。
つまり、肘を曲げ、腕が自分の体の前に来ている状態。
腕にある筋膜ラインであるアーム・ラインが短縮している状態。
表在するスーパーフィシャル・フロント・アーム・ラインと
深部のディープ・フロント・アーム・ライン。
上腕や前腕の位置や使い方などで短縮しやすい方は変わるけど、
いずれにしても短縮しちゃいますね。
スーパーフィシャル・フロント・アーム・ラインは、大胸筋から手の平へ、
ディープ・フロント・アーム・ラインでは、小胸筋から親指へと
連続した筋膜ラインになります。
親指が腱鞘炎になるお母さんは、コレですね。
抱っこする腕の筋膜ラインが、
乳腺の下層にある大胸筋・小胸筋の筋膜にテンションをかけ
緊張が高まり突っ張っている状態になります。
それが乳汁の分泌に影響しちゃうんですよね。
なので、腕の筋膜から胸筋筋膜を開放させてあげると
ジャンジャン湧き出るようになります。
「施術ののちに助産師さんでおっぱいマッサージをしてもらったら、助産師さんも感激してました。」
と、体験した方はおっしゃってました。


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文責:白幡克治 整体師

略歴:1958/07/21生 札幌市出身
2000年 ナショナル整体学院札幌校卒業 同校認定整体カイロプラクティック師。
卒後、同校の直営治療院長、同校講師、総務部長を歴任する。
2003年8月 痛みの解決を目指す整体師としてリフレ宮の森を開院する。
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