転んでムチ打ち

ここ数日で首が痛く、動かなくなってきた方。
本人は「寝違えたかも」と言ってましたが、いろいろお話を聞いていると10日ほど前に転んで顔をぶつけたとのこと。
首の痛む側は顔をぶつけた側と同じです。
転んだとのことですが、衝撃の受け方は自動車事故と一緒で、いわゆるムチ打ち症といわれるものかと思います。
では、ムチ打ちでは何が起きているでしょうか。
この場合では、顔の左をぶつけたのだから
首にかかる力は、
せん断力=頭が後ろに押され、カラダは前に進み、首を断ち切ろうとする力
ひねり(回旋力)=顔の片方をぶつけたのだから、首をひねろうとする力
斜めの力=頭を斜め後ろに押し上げる、または引き下げる力
などでしょうか。
丸めたタオル(首のことです)を力いっぱい絞るイメージでしょうか。
痛そうですね^^;
また同時に、熱も加わっています。
(なんで熱なんだよ?は以下で)
中学頃に習う「エネルギー保存の法則」ってのがありまして、運動エネルギーが最終的には熱や光になって散っていきます。
前に倒れた運動エネルギーが、
ぶつけた顔に加わり
「イタイ!」と叫ぶ音になり(これはエネルギー保存ではない^^;)
頭を強く後ろに押し、ひねり、首を伸ばすか押し付け、
筋膜に変形をもたらして水を絞り出し
熱となって体内の水を蒸発させる。
そんなことが重なって筋肉・筋膜組織に損傷と代謝異常が起こり痛みと硬直が生まれます。
これが、ムチ打ち症の正体だと思います。
損傷し硬直した組織に水を通し、
代謝を改善する方向に導くことで、
本人のカラダ自体が修復をはじめ、
その修復が完了すれば修了すれば治ります。
ムチ打ち症
ムチ打ち症 事故後遺症

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