テニスボールでセルフ・マッサージ

いろんな人やアチコチのサイトで見かけるテニスボールマッサージ。
自分が最初に目にしたのは、
30年近く前に著された「トリガーポイント・マニュアル」という医学書でした。
腰殿部の痛みを出している中殿筋のトリガーポイントを
テニスボールを極ゆっくりと転がす圧搾マッサージで
自己治療を行うというモノでした。
難しい話は置いといて、
日々の疲労を解消するためのストレッチに
セルフマッサージも組み込みましょう。
1か所にボールを当てる時間は20秒までとし、
通常は5秒から10秒くらいで十分です。
長々と同じところに当てると
打撲になってしまいますので
十分注意してください。

まずは、フクラハギ

床に座って前に脚を投げ出して、フクラハギの下で真ん中辺りにボールを入れます。
固いところ、痛いところがあれば、そこにボールを当てます。
少し当てたままにしておくと痛みが少し減るので、
そうしたら次のポイントを探しましょう。
ボールを当てたまま、足首の曲げ伸ばしをするのも効果的です。
次は、スネの前側です。
前脛骨筋のボールマッサージ
ここが疲労すると、
足首がまっすぐ伸びなかったり、伸びきれなかったりします。
フレックスするときに足首に詰まり感が出るかもしれません。
四つ這いで、スネの骨のすぐ外側にある筋肉にボールを当てます。
膝の下から足首に向かって、ゆっくりボールを転がしてみましょう。
痛いところ、ズンと響くところがあれば、そこで5秒くらい止まってみましょう。
スネの外側
腓骨筋ボールマッサージ
ここが固くなると、足首の曲げ伸ばしに影響が出ます。
真っすぐに曲げ伸ばしできない、伸びきらないが起こります。
方法は、股関節と膝を軽く曲げて横向きに寝ます。
スネの外側と床の間にボールを入れて
股関節を軽く曲げ伸ばしすると
膝の方からクルブシに向かってボールを転がせられます。
ここでも響くところがあったら5秒くらい当てておいたり
当てたまま足首を小さく曲げ伸ばししてみましょう。
足の裏
足裏のボールマッサージ
立ったままか、椅子に座った状態で足の裏と床の間にボールを入れ
ゆっくり転がしたり、当てたままにしてみましょう。
足首をもっと伸ばしたい方、
甲をもっと出したい方は
以上の4つを試してください。

変化が出ると思います。
出なかったら、アンデオール整体を試しましょう。
殿部
殿筋のボールマッサージ
あお向けで膝を立て、お尻の下にボールを入れます。
ゆっくりボールを転がしたり響くところに当ててみましょう。
カラダを少しねじるようにすると、外側の方までマッサージできます。
背中
(腰から肩甲骨の間まで)
背中のボールマッサージ

腰のボールマッサージ
背中の真ん中に背骨があり
その少し外側に筋肉の盛り上がりがあります。
その筋肉の盛り上がりにボールが当たるように
背中と床の間にボールを入れます。
ただし、絶対に背骨にボールを当てないでください!
おなか(腹筋)
下腹部のボールマッサージ

上腹部のボールマッサージ
ミゾオチから恥骨まで
(肋骨前側全体から骨盤の前側全体まで)
腹筋で覆われています。
腹筋がコルと腰痛になったり
体幹の曲げ伸ばしがスムーズにできなかったりします。
仰向けに寝て肋骨のあたりにボールを置き
両方の手の平を乗せ、ゆっくりボールを転がします。
無理に押さないこと!
手の平の重さだけで十分にマッサージが出来ます。
そのほかの部位も可能ですので
自分で工夫してみましょう。
ただし、決して当てっぱなしにはしないこと!
骨の上に直接当たることが無いこと!
自信の持てないところには当てないこと!
無理してやらないこと!

でやってくださいね。


文責:白幡克治 整体師

略歴:1958/07/21生 札幌市出身
2000年 ナショナル整体学院札幌校卒業 同校認定整体カイロプラクティック師。
卒後、同校の直営治療院長、同校講師、総務部長を歴任する。
2003年8月 痛みの解決を目指す整体師として、リフレ宮の森を開院する。
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