固いカラダ

カラダが固い。関節が固い。筋肉が固い。背骨が、首が、骨盤が・・・
「固い」とはなんでしょう?
解剖学的(体の構造的)に、関節の動ける範囲というのがあって、関節自体の曲がる角度や、回る角度が小さくなっている状態で、関節自体の骨の形に問題がある、先天的な場合。
関節包という関節を包んで周りを覆っている強い膜状の構造(特に強い一部分は靭帯と呼ばれます)が短い状態で、骨(関節)の構造としてはまだ動けそうだけど突っ張って動きが小さくなってしまう場合。
筋肉が縮んでしまい、本来の長さまで伸びる事が出来なくて、筋肉の間にある関節の動きが小さくなっている場合。
(筋肉は、関節を曲げ伸ばしするためあるので、関節の両側に繋がっています。)
筋肉・骨・神経・血管などを包む筋膜という膜状の構造が、硬くなって伸び縮みを妨げたり、隣合った筋膜どうしがスムーズに滑らなくなって、動きが妨げられている場合。
などでしょうか。生まれつき関節の可動域(動ける範囲)が小さい場合を除き、その他は「関節の機能異常」と呼ばれるかもしれません。
「関節の機能異常」と呼ばれても、実際に起こっているのは、関節の周りにある骨以外の柔軟な構造の機能異常(正常な動きが出来ないこと)ですね。
筋肉は、いつでもすぐ動けるようにある程度の緊張状態(この緊張状態を筋のトーン(筋トーヌス)といいます)を保っています。運動や連続する姿勢、または急に力が加わることで筋肉のトーン(筋緊張)が高まる場合があります。
また、筋膜も運動や姿勢、外力により、擦り切れたり、厚みを増したり、癒着したり、滑らなくなったりします。
運動後や、就寝前のリラックスタイムにストレッチやセルフマッサージなどを行うことである程度の予防はできますが、一度機能異常がおこると自然に元通りには戻れなく、違和感やコリ感、痛みが生じるかもしれません(そういう感覚を無視する方もいますが…)。
適切な手技療法を行うことで、「筋肉のトーンを下げる」、「滑らかな筋膜の滑走を取り戻す」、などが可能になり、本来の関節可動域が取り戻せます。
ただし、筋膜の癒着、肥厚(厚くなること)、線維化などがあると、構造が変化するまでの期間が必要になります。

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