柔軟性

「柔軟性」と聞いて何をイメージするでしょうか?
世の中のいろんな厄介ごとをスルスルとかわしながら生きていける人の事でしょうか。でもここは整体院なので「体の柔軟性」の事に限りましょうか。
雑誌の健康特集やスポーツ特集、エクササイズ特集などでは「柔軟なカラダ」を目指すものが少なくありません。
硬い股関節を柔軟にするエクササイズの特集があるかと思えば、床に開脚で座り上体を前に倒して床に胸がつく、そんなことを1か月で出来るようにするコツ、みたいな特集があったり、そういう内容の書籍もあるようです。
ところで、柔軟性は「なに」で決まるのでしょうか?
関節の形状、関節をくるんでいる関節包と靭帯の硬さと緩さ、関節周囲の筋膜の硬さ緩さ、関節両側の筋肉の緊張度合、そのあたりの関係で関節の硬さ柔らかさ(柔軟さ)が決まります。
可動域の広い関節形状(骨格形状)があり、関節自体は緩みが少なくて周囲の組織に柔軟性があるとき、十分な可動性を持った丈夫な関節と言えます。
一方、関節の作り自体が緩くてぐらつきやすい関節の場合もあり、周囲の組織が硬く丈夫でなければすぐにぐらついて関節の怪我を負う可能性が高くなります。
体全体(全身の関節)が柔らかいということは、全身の関節が緩い構造かもしれません。その場合には、ぐらつく関節をホールドできる関節周囲の硬さが必要になりますので、十分に支えられる筋力が無い場合は柔軟性をアップさせることは怪我をしやすいという危険を伴います。
生まれ持って関節の可動性が大きくて関節自体が硬い場合には、よほど筋肉・筋膜が硬くなっていない限り柔軟性があるし、さらなる柔軟性を求めることも可能でしょう。
誰でも彼でも柔軟性を求めるというわけにはいきませんし、単純に体が柔らかくなければならないということもありません。
日常生活に困らない程度で柔軟に動ける体であれば、無理に柔軟になる必要は無いということになります。
体前屈
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文責:白幡克治 整体師

略歴:1958/07/21生 札幌市出身
2000年 ナショナル整体学院札幌校卒業 同校認定整体カイロプラクティック師。
卒後、同校の直営治療院長、同校講師、総務部長を歴任する。
2003年8月 痛みの解決を目指す整体師としてリフレ宮の森を開院する。
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