正月の読後感

年末年始に読んだ2冊の本の感想などを。
まずは、「江戸幕府の北方防衛」中村恵子著

もう1冊は、「ワクチン後遺症:多岐にわたる症状と医者が苦慮するその治療法」高橋徳著


中村恵子著「江戸幕府の北方防衛」では、明治維新後の教育、ひょっとしたら大東亜戦争後教育の歴史観からなのかもしれないが、江戸幕府の時代がいかに世界から遅れていて閉ざされたものだったかという事になっているかと思う。
とくに最近は、日本における北海道の歴史は明治以降に始まったかのように思わされることが多いと感じる。
北海道は、かつては蝦夷地と呼ばれ遠く縄文時代から人々が住み、住居跡の多くの遺跡、国宝になっている漆塗りの中空土偶や土器など遺物を残している。
飛鳥時代には阿倍比羅夫(あべのひらふ)が後方羊蹄(しりべし)に郡領を置いたとされ、平安時代末期には奥州藤原氏が蝦夷地を領土としていた。
※ニセコ町比羅夫、羊蹄山などの名称の由来。
そののち鎌倉幕府、室町幕府の時代でも蝦夷地はその支配地となっていて、江戸時代には松前藩をはじめ会津、秋田、仙台、庄内、盛岡、弘前など諸藩とともに外国勢にたいする北方警備を行っていたという。
北海道はアイヌのものだ、先住民族だという言説があったりするようだけど、アイヌ人が北海道に登場するのは12~13世紀ともいわれ、それ以前に住んでいたオホーツク人を北方に追いやったとも言われている。北海道(蝦夷地)は、そのはるか前から日本の統治地となっていたのが現実である。
とかく和人がアイヌを虐げたとする言説もあるが、江戸時代にはアイヌに対して「撫育」という事を言われ、尊重する対象であり対等でもあり守る対象でもあった。
昨今の「先住民族」だとしたアイヌ保護政策に関して著者は、アイヌ系日本人を自称されている砂澤陣氏(彫刻家砂澤ビッキ氏の子息)の言葉を引用している。
それによると、
「アイヌ」が自称されるようになったのは明治以降であり、奥羽地方以北に住んでいた部族は過去に一つにまとまったこともなく、統一された言語も文化もあったわけではない。いわゆるアイヌ論は、和人により侵略され虐げられたというストーリーに依拠して論だ。そのストーリーに基づいた支援政策は、自立を拒むものを増やし、自立の意思を失わせ、弱者を虐げることにしかならない。アイヌ協会が行っていることは、弱者の自立心を奪い、補助金漬けにしながら、彼らを利用し、「まだまだ差別が存在する」と弱者利権をむさぼっているのである。
と砂澤氏は、和人系日本人では言いずらいこと、言えないことを言ってくれている。
古来より日本は、大和族、出雲族、薩摩族、さらに渡来系の人々を虐げることなくすべてを内包し醸成されてきた日本民族で成り立っている。保護という利権が無くても成り立っていける民族ではなかろうか。
野幌自然公園内にあり、鈴木直道知事と道議会が解体を決めた北海道百年記念塔などは、そのような政策の一環なのかもしれない。
北海道の歴史、とくに先人たちがいかにして日本の土地を守ってきたかを知る良書だと思います。
「ワクチン後遺症:多岐にわたる症状と医者が苦慮するその治療法」高橋徳著は、別にします。
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文責:白幡克治 整体師

略歴:1958/07/21生 札幌市出身
2000年 ナショナル整体学院札幌校卒業 同校認定整体カイロプラクティック師。
卒後、同校の直営治療院長、同校講師、総務部長を歴任する。
2003年8月 痛みの解決を目指す整体師としてリフレ宮の森を開院する。
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