歪みについて考える

カラダの歪み、骨盤の歪み、背骨の歪み・・・
テレビや雑誌などでもよく取り上げられる「歪み」ですが、骨盤の真ん中にあり、背骨の土台でもある「仙骨の歪み」の由来について考えてみました。
・外から、とんでもない大きな力が加わった。例えば、大きな交通事故、高所からの転落など。
・仙骨に付着する筋肉が短縮した。梨状筋、多裂筋、大殿筋、骨盤底筋など。
・骨盤(寛骨)に付着する筋群が寛骨(腸骨・恥骨・坐骨)を歪ませ、仙骨の歪みとなった。下腿では、ハムストリングス、大腿直筋、内転筋群、腸骨筋、腹筋群など。
・骨盤以外の筋群が短縮することで、仙骨に付着する靭帯や筋膜が緊張し、仙骨に影響した。後面では、ハムストリング筋腱・仙結節靭帯・仙腸靭帯・腸腰靭帯・棘上靭帯・項靭帯・帽状腱膜と下肢から頭部まで連続している。前面では、頭部から胸部・腹部を通じて仙骨前面まで筋膜がつながっている。
・硬膜が頭部から仙骨まで連続しているので、硬膜の緊張も関係するかもしれない。
ざっと考えるとこのくらいですが、まだ出るかもしれませんね。
ということは、仙骨の歪みの元を解消するということを考えると、全身へのアプローチが必要になるだろうし、当然全身状態も良くなるではないでしょうか。
また、単純に「歪みを正す」なんて事もよく言われますが、原因を鑑別し適正にアプローチするのは、それほど単純ではありませんね。

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