筋肉のつっかえ棒

もう少し股関節をターンアウトしたいけど・・・。
って悩むお子さんとの会話からです。
「ターンアウトする時は、どこを使えって言われるの?
モモの外側?それとも内側?」
「外を使えとは言われません。
内モモを使えって言われます。」
「うん、そうだね。
その内モモを使ってターンアウトする時に
さっきオシリの筋肉で硬いヤツがあったでしょ。
それが硬いままだと、つっかえ棒になって
股関節上手く外に回らないんだ。」
「はあ…」
ここで、ホネホネ君登場。
WIN_20151130_161213.jpg
「股関節を外に回すと
後ろ側にある部分(画像の肌色テープ)が縮まるんだ。
もし、そこが硬いとつっかえ棒になっちゃって
股関節が回ってこないように頑張っちゃうんだ。」
「・・・はい。」
「だからここを柔らかくして
内モモで回した時につっかからないで
滑らかに縮む必要があるんだ。」
「はい。」
turnout_st.png
「どうすればいいかと言うと
硬くならないように
こんな風にストレッチすると良いんだ。
もしこの形がきつかったら
そこの筋肉が硬くなっているから
こんな風にテニスボールでマッサージしてから
もう一度ストレッチすると良いんだ。」
pir_ms.png ⇒ turnout_st.png
「股関節から外に回せないと
膝から下を回すことになっちゃうから
膝に無理が掛るんだよ。」
「・・・?」
「膝の関節って、指と一緒なんだ。
指って曲げ伸ばしは出来るけど
ねじるとどうなる?」
「痛いです。」
「膝も一緒なんだよ。
膝を痛めないためにも
さっきのストレッチは大事だからね。」
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解剖学的には
縮められると表現した筋肉群が働いて
股関節を外に回します。
深部の筋肉だから
身体感覚としては感じられないのと
外の殿筋が働きがちになるので
フィーリングとして「内モモを使え」という指示になるのでしょうか。
いずれにしても
この筋群を柔軟にしなければ
十分なターンアウトは作れません。
方法は、カエル脚の真逆ですね。
モモを目いっぱい内側にひねると
これらの筋肉のストレッチになります。
レッスンの合間や
自宅でのメンテナンスに是非どうぞ。
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