筋肉のトラブルを予防する
世間一般では、筋肉の疲労はあまり見向きもされていません。
「疲労は寝れば治る。」とか「気合が足りない。」
こんな風に言われる事も多々あるのではないでしょうか。
医学界でも少しずつではありますが「筋肉の疲労」の研究が進んでいます。
筋肉(=骨格筋)の疲労には
神経と筋肉の信号を伝達する部分の疲労
信号や栄養が通り抜ける細胞膜の疲労
細胞の中で信号を伝える部分の疲労
収縮運動をする部分の疲労
伸び縮みに必要なエネルギーを作り出す部分の疲労
エネルギーを燃焼させた後の老廃物処理をする部分の疲労
(ナップ社編 分子の目で見た骨格筋の疲労)
があります。
何処か一つにトラブルが起きても疲労を生みます。
日常生活で起こる疲労の原因は、
同じ姿勢の継続
繰り返される動作
急激な動作や衝撃
継続する圧迫
などでしょうか。
筋肉の疲労が筋肉の細胞(筋線維)を傷付け
うまく修復されずに組織が変化すると
炎症性の発痛物質が出来て痛みを出します。
遠く離れた部分に関連痛を出す場合もあります。
痛みが出ないようにする一番の予防は
疲労を溜めない
です。
ところが、多少の疲労を溜め込んでも脳は感知出来ません。
気が付くときは痛みが出てからです。
トラブルが起こる前に筋肉のメンテナンスが必要です。
日々のメンテナンスで健康力を維持、向上させましょう。