骨盤底筋
骨盤の最下部(会陰部)にあって
ハンモックのように骨盤内臓器を下から支えている筋肉群で
骨盤隔膜という呼び方もあります。
横隔膜と似た呼び方ですね。
腹腔(ふくくう:内臓が治まっている腹部の空間)の
上部にあるのが横隔膜で
下部にあるのが骨盤隔膜です。
横隔膜が働く(上下に動く)ことで呼吸ができるように
骨盤隔膜が働くことで下肢の水分(リンパなど)をポンプのようにくみ上げる。
横隔膜に制限(働きの悪さ)があると呼吸が制限されます。
骨盤隔膜に制限があると下肢の循環が制限されます。
さらに、骨盤底筋群が痛みを出すと
会陰部、尾骨・仙骨、殿部、股関節、腰、大腿、骨盤内、お腹の奥などが痛みます。
(他の部位に痛みが広がる関連痛です)
痛みの原因は
出産時の負荷
授乳時の傾いた姿勢
自転車の硬いサドルによる圧迫
旅行など長時間の座位(座った姿勢)
不適切な座面での座位
排便時のいきみ
激しい咳き込み
など、骨盤底の過負荷です。
解消する施術法は
間接的な方法と直接的な方法があり
患部の状態によって適した方で行います。
間接的な施術例です。
恥骨周辺や尾骨に圧痛点が出来ますので
それを解消することで不具合にアプローチします。
直接的な施術例です。
骨盤下部の内転筋の付着部
坐骨や尾骨に付着する筋肉に
直接アプローチして解消します。
実際の施術では、
プライベートな部位に近いので
施術の前に説明し了解を得てからとなります。
骨盤底筋 尾骨痛 産後のゆがみ