「施術後、また元に戻る」を考える

「施術後少しの間は調子良いんだけど、すぐ元に戻る。」
とおっしゃる方が時々いらっしゃいます。
この「元に戻る」を考えてみましょう。
カラダの痛みは、筋肉に「痛みの元」が出来て発生します。
「痛みの元」が活発に活動してなければ、コリ感や疲労感、違和感などが感じられます。「それほど痛みは無いけど、○○○」という状態ですね。
「痛みの元」とは
筋肉が疲労し、筋肉の特定部分に疲労物質が溜まり、
その特定部分が過敏になるので、「痛み」が発生します。
別な言い方をすると、疲労し代謝不良を起こした筋肉に老廃物が溜まり、その部分に過敏なポイントが発生し、機能異常が起きて「痛み」となって表れる。
です。
「痛み」の解消は、その機能異常部分をリセットすることです。
筋肉の老廃物を排出すると同時に、過敏なポイントをリセットすることで、「痛み」が解消されます。
その時の筋肉の状態(疲労状態)よって、「痛み」が解消されるのに必要な施術時間や施術回数が異なります。(例えば、切り傷や火傷が治るのに必要な時間は、症状の深さ、程度で変わりますよね。)
また、「痛みの元」は筋肉の疲労ですから、ある程度筋肉のリセットが進んでも、仕事や日常生活の疲労が新たな「痛み」を発生させる可能性が高くなります。
今ある「痛み」が完全に解消していない状態で、その筋肉が疲労するので、「痛み」が復活する。
「元に戻る」という状態です。(治りかけた傷口が、また開いた状態ですね。)
仕事や日常生活の姿勢や動作は、ほぼ一定ですから「痛み」のパターンも同じになりやすいですよね。
「新たな痛みが出る」 = 「元に戻った」
と感じられるのかもしれませんよね。

文責:白幡克治 整体師

略歴:1958/07/21生 札幌市出身
2000年 ナショナル整体学院札幌校卒業 同校認定整体カイロプラクティック師。
卒後、同校の直営治療院長、同校講師、総務部長を歴任する。
2003年8月 痛みの解決を目指す整体師としてリフレ宮の森を開院する。
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