歯並び
「それって、歯並びってことですか?
ワタシも歯並びは悪いけど、アチコチ痛くなったりしないんですけど。」
「いえいえ。一般的に『歯並び』とか『かみ合わせ』と呼ばれているモノとは少し違うんですよ。」
歯に少し悩みのあるお子さんを連れた
お母さんとのやりとりです。
人の頭って5キロくらいの重さで、
カラダの一番てっぺんに乗ってます(当たり前ですが^^;)。
立っている時には、
その頭がユラユラ揺れています。
その揺れを
頭からぶら下がっている下顎が揺れることで
安定させます。
高層ビルのてっぺんに付いている
揺れを抑える制振装置と同じ働きです。
下顎がユラユラ揺れる時に
上下の歯がぶつかり合って
倒れそうになる頭を立て直します。
その歯のぶつかり具合に不具合があると
頭を立て直せずに倒れてしまいます。
倒れちゃいけないので
カラダをひねってバランスをとろうとします。
そのバランスをとろうとする
ひねる力がコリとなったり痛みとなるんです。
フツー使われている『歯並び』には、
審美的なキレイにそろった並びの歯
という意味があるでしょうか。
また『噛み合わせ』とは
カチカチと上下の歯を合わせた時の
当たりの強弱や高さ具合のことでしょうか。
歯の並び具合に美しさが無くても
頭を起こそうとする働き(ぶつかり合い)があれば
コリや痛みは出てきません。
美しい並びやキッチリ噛み合う歯だとしても
顎の揺れの中で不安定なぶつかり合いがあると
頭が倒れて体もひねられます。
かみしめ はぎしり 整体
文責:白幡克治 整体師
略歴:1958/07/21生 札幌市出身
2000年 ナショナル整体学院札幌校卒業 同校認定整体カイロプラクティック師。
卒後、同校の直営治療院長、同校講師、総務部長を歴任する。
2003年8月 痛みの解決を目指す整体師としてリフレ宮の森を開院する。
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