痛みの原因

前回は、「痛みは個人固有のもの」ということをお伝えしました。
なかなか、他人様の痛みを理解しきれるものじゃなけど、理解しないと整体業は務まりません。
今回は、痛みの原因についてお伝えします。
痛みを感じるということは、神経を通じて脳ミソに信号が入って「あっ、痛い」と認識されるからです。
最初の刺激を受け取るところが痛みのセンサーで「侵害受容器（しんがいじゅようき）」と言います。
通常は、そのセンサーから信号が入って神経を通じて脳に届くんですが、痛みの中には侵害受容器を介さない痛みもあります。
神経障害（神経障害性疼痛）と呼ばれるものがそれにあたります。
痛み刺激がないのに痛い。
厄介ですよね。
また、非器質性疼痛なんて呼ばれるものもあります。
これは、解剖学的に病変が無いけど痛みがあるモノをいい、どこかが痛くて病院に行っても「原因不明」と言われる痛みになります。
病院では原因不明でも、手技療法的には原因がはっきりしている場合も多々なんですけどね。
多くは、筋肉・筋膜や脂肪組織など肉の部分の機能異常だったりするので、画像診断には映らない部分の異常になります。
よく分からいけどなんか変、なんか痛い、なんてのが整体で良くなることも多々あります。

つづく
カラダの痛みは組織の損傷、機能障害、蓄積疲労によるものです。
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